「投稿者: 私」の記事一覧

ボクシングがエンタメへの第一歩を踏み出した日
ボクシングが「競技」から「エンタメ」に変わっていく、その扉が開いた瞬間を、私は今もはっきりと覚えて…
鬼塚勝也──判定を巡る“不運”を背負ったチャンピオン
鬼塚勝也という名前を聞くと、今もあの時代のリングが思い浮かぶ。辰吉丈一郎と同じ時代に輝いていたから…
坂本博之と畑山隆則──もし全盛期に戦っていたら、幻の頂上決戦
ボクシングという競技は、不思議なもので。いつ、どこで、誰と戦うか──たったそれだけで、選手の運命も評…
辰吉丈一郎が自分の試合を作品とか言い出した頃から負けが混み始めた
辰吉丈一郎が、自分の試合を「作品」と呼びはじめたのは、いつ頃だっただろう。 正確な時期はもう思い出せ…
浜田剛史、世界を射抜いた左ストレート──テレビの前が揺れた夜
1986年7月24日──夏の夜、風鈴の音がわずかに揺れる静かな居間。父がいつものように、無言でテレビのスイッ…
辰吉丈一郎が道を作った世界チャンピオンが遠かったあの頃
今、日本には常に複数の世界チャンピオンがいる。それが当たり前のようになった「ボクシング黄金期」の時…
井上尚弥 vs ジャーボンテイ・デービス──「見たい」と「見たくない」が交差
ボクシング界において、夢のカードというのは常に賛否を生む。 この「井上尚弥 vs ジャーボンテイ・デービ…
勝敗を超えた“唯一無二”を目指すということ
勝敗、実績、名声──私たちは、目に見えるものばかりで価値を測ってしまうことも、あるのかもしれません。 …
私が再びボクシングファンに戻った日
私が最後に夢中になったボクサーは、西岡利晃選手だった。2009年5月23日、メキシコの地でジョニー・ゴンサ…
強い王者に散った男、弱い王者を選んだ男──どちらが本物か?
世界チャンピオンという肩書きは、誰もが手にできるものではない。だが、その称号の“重さ”は、いつも同じ…